伝福寺は材木町(現在、平和記念公園内にある広島国際会議場周辺)に所在していましたが原爆投下により壊滅、昭和26年(1951年)に都市計画で現在地に移転しました。
その為、本尊仏を除く古文書等が全て焼失しており、創建年代等は不明ですが、本尊仏は慶長19年(1614年)の造像であり、開創もその頃ではないかと思われます。
開山は、幽屋宗玄大和尚(伝福寺二世)が師の広島国泰寺三世・十岫宗智大和尚(?〜1660年)を拝請したものと思われます。
開基は育翁養公座元です。