光厳寺の「寺伝」では「開創は堀河天皇の寛治5年(1091)、園城寺(滋賀県三井寺)の僧・雄弁阿闍梨(あじゃり)が行基菩薩の作である願王仏を携えて諸国遊化の途上この地に至り、その風光明媚さに打たれて〝この地こそ本地(本来の仏身・仏性)なり〟と一精舎を建立。青葉山と名付けて天台宗の教えを弘めた」ことに起縁します。
 さらに寺伝では「弘治3年(1557)に丹波国桑田郡(兵庫県三田市)永澤寺の住持材天誾棟(ぎんとう)和尚が、曹洞の宗風に転じ中興の開山となる」と記されます。しかし「桃生郡史」には「  >続きを読む