円通寺の山上、石組の庭と葦屋根の荘重な伽藍が配置された境内は、訪れる者に、精神世界への自らなる敬仰の念を抱かせる場として久しく伝えられております。昭和43年には名勝地として岡山県の史跡指定をうけ、また全山は倉敷市営の円通寺公園として近隣諸県にその名を知られております。

円通寺の歴史は古く約1200年前、現在の倉敷市玉島の地に行基菩薩によって星浦観音の霊場が開創され、 その後、元禄11年(1698年)徳翁良高禅師によって曹同宗寺院として開山されました。

爾来300年、代々の住職には名僧  >続きを読む