安養寺は天平9年(西暦737年)聖武天皇の勅願により草創され、本尊阿弥陀如来は唐土天台山の霊木を行基菩薩が彫刻されたご尊像だと云われている。「一切衆生ことごとく皆成仏せしめ、極楽世界安養浄土へ導きたもう」とて、山号を西來山とし、寺号を安養寺とした。
 元享2年(西暦1322年)赤松入道圓心、小寺相模守頼季、大塩次郎範景らが志願して、京都建仁寺の開山千光国師の弟子、紫雲竺翁禅師を請して参禅の師とした。
 嘉吉元年(西暦1441年)赤松大膳太夫入道性具満祐が逆心したとき、山田乱入の兵火により当寺  >続きを読む