当寺は慶長九年(1604年)の創建です。

淀君ゆかりの愛染明王を祀る天環寺と伏見城築城の際に城の鬼門を守る社として城内に迎え入れられていた金札宮を元の地へ移宮したのがその前身です。

かつて金札宮は寺の鎮守社でした。

創建当時は、法相宗でしたが東運寺三世要津祖梁大和尚をお迎えし、曹洞宗の寺になり曹洞宗寺院の開山としてお祀りしております。

幕末の鳥羽伏見の戦いで旧伽藍は焼失。愛染明王は乾漆像で軽い為、持ち運び出され焼失の難を逃れました。

その後、喜運寺は武家屋敷の残り基  >続きを読む