略縁起
寺伝によると、推古天皇二十七年の年(六一九年)に、聖徳太子によって創建されたと伝えられています。本尊である聖観世音菩薩立像は聖徳太子の母の姿を写したものと言われています。(秘仏のため特別な寺院行事以外は御開帳していません。一木造、身丈六尺)
創建後は天台宗寺院で、川合六坊の第一坊として栄えておりましたが、永禄年間(一五五八年~一五七〇年)織田信長の比叡山焼き討ち(元亀元年、一五七一年前後)と同じくほとんどの堂宇が兵火により焼失しましたが、本尊の観世音菩薩だけは難を逃れました。また、信  >続きを読む