栄林寺の御開山は九州国東の泉福寺でご修行され、東上されて参りました直傳玄賢《じきでんげんけん》和尚さまです。
この地に当寺を開創されたのは南北朝時代の貞治四年(1365年)であります。
自然に恵まれたこの二俣に草庵をむすび、現在に至るまでの基礎を築かれました。
玄賢和尚さまが示寂して以後、一時途絶えておりましたが天正元年(1573年)明山洞察《みょうざんどうさつ》和尚さまが再興し、袋井市の可睡斎が徳川幕府の命により総禄司になった頃の寛永九年(1632年)に士峯宋山《しほうそうざん》和尚さま  >続きを読む