文明3年(1471年)、今から545年の昔、時代は応仁の乱世にあって静岡県焼津に開かれた曹洞宗「林叟院」。元々は現在ある高草山麓、坂本の地ではなく、今では海中に没してしまった地、旧会下之島(えげのしま)海岸(現焼津市小川港の辺)の沖合いに建立されました。しかし、26年後の明応6年(1497年)、ある不思議な出来事をきっかけに今の地に移転することになったのです。移転の翌1498年に東海地方を襲った明応の大地震。発生した大津波による溺死者は(全国で)2万6千人。元の所在地、会下之島は一日にして海中に  >続きを読む
寺の移転にまつわる山神杉とその根元に祀られる山神血脈石