龍泰寺は応永14年(1407)第1祖無極慧徹(むごくえてつ)禅師によって開創され、第2祖月江正文大和尚、第3祖開山華叟正萼(かそうしょうがく)大和尚に受け継がれた。
 華叟和尚の法嗣である絶方祖奝、快庵妙慶、大林正通の三師が大沢寺(長野県)、大中寺(栃木県)、茂林寺(群馬県)をそれぞれ創建した。その門葉は中世から近世にかけて大きく展開し教線を拡げ、北は山形県から南は大分県までの1都2府19県に渡り、約700寺がその流れを汲んでいる。俗に絶方、快庵、大林三師の法系が華叟三派といわれる由縁である  >続きを読む