貞昌院の創建は天正10(1582)年です。それ以前は、天性院と称した天台宗の宿坊がありました。足利時代に一時廃絶されたと伝えられます。
曹洞宗としての貞昌院の歴史は村の鎮守である永谷天満宮の別当寺院として、領主上杉刑部大輔藤原乗国(宅間藤原規富)が川上(戸塚区川上町)徳翁寺の第四世住職 明堂文龍大和尚を請したことに始まります。

創建当時、貞昌院と永谷天満宮とは天神山を挟んだ位置関係にありましたが、文化14年(1817年)に、貞昌院が現在の永谷天満宮に隣接する場所に移転しました。
明治1  >続きを読む