補陀山 法光寺は、西武池袋線吾野駅下にある曹洞宗の古刹である。寺伝によると、至徳三年(1386)吾野要害山城主岡部新左衛門入道妙高が、父祖の岡部六弥太(鎌倉御家人)菩提のために始め真言宗の寺院として創建されたと伝えられえる。その後、天正年間(1573~92)に関東曹洞宗の三刹、越生龍隠寺第十二世日峰伊鯨禅師により曹洞宗に改宗されている。
現在の本堂は元禄十三年三月二十五日当寺七世の超岩卓全和尚の代、番匠村の棟梁正木文右衛門家次により再建された物である。(間口十一間 奥行7間 総瓦葺き本堂)
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