少林山 達磨寺

〒990-0403 山形県東村山郡中山町達磨寺60

見どころ

観光名所観光名所

■「まばたき達磨」の掛け軸

ご開帳日:毎年 5月3日 朝6:00~8:00(2時間のみ)

     ※ 同日8:00~15:00複製物を公開しております。

               ※ 上記以外は非公

『伝説 まばたき達磨』

今から四百年前の冬、病にかかって今にも倒れそうな一人の老僧が名主宅を訪れ、「一晩だけ泊めてください」とお願いした。

ところが、夜中に老僧の病が重くなり、亡くなってしまった。

その亡くなる際に老僧は、「須川のほとりの桜の木の下に埋めてください。そして、桜が満開になったら掘り起こして下さい。」と言った。

春になり、桜が満開になったのをみて、木の下を掘り起こすと、不思議なことに、老僧のなきがらもなく一幅の掛け軸が出てきた。掛け軸には達磨大師が描かれてあった。

村の宝物にして、何年か経ち、掛け軸が古くなったので表具師にだしたら、六枚に模写されて、どれが本物かわからなくなった。名主はたいそう困ってしまった。

ところが、夢にあの老僧が現れ、「笹の葉で目をこすってください」とお告げがあった。

実際にすべての掛け軸をこすってみると、なんと、ひとつの掛け軸の達磨大師の目が、パチパチとまばたきした。名主は、その掛け軸を持ち帰った。

それ以降、掛け軸は「まばたき達磨」と呼ばれ、村人にとっていっそう大切な宝物となった。

 

■つんぶく達磨

『伝説 つんぶく達磨』

昔々のある日、子どもたちは、木造のだるま様と遊んでいて、そのだるま様を須川に置き忘れてしまった。

そのだるま様は、川に流されて『つんぶく つんぶく』と須川を下り、やがて最上川を下って、酒田の浜辺についた。

近くを通った名主様が、拾い上げて家に持ち帰りまつっていた。

ある春の晩のこと、だるま様が名主様の夢に出てきて、『「お達磨の桜」のある村に連れて行ってください』と言った。

名主様は、さっそく言われた村に返しに行った。

だるま様を達磨寺のお堂にもどし拝んだら、村中のはやり病など、すべて治ったそうだ。

つんぶく達磨像 ※本堂内にて常時公開しております。

■お達磨の桜(おだるまのさくら)

達磨寺から東へ1.3kmほどの須川左岸に「お達磨の桜」公園があります。

「お達磨の桜」は2本のエドヒガンで、樹齢推定750年と言われており、山形県天然記念物に指定されています。

見頃は4月20日前後です。

満開期間中、夜21:00までライトアップ

ご朱印ご朱印

随時受付しております。

※ 住職不在の場合や、法要中の場合は、あらかじめ書き置いたものをお渡しさせていただきます。

※ 留守の場合もあります。事前にお電話(023-662-3194)いただけると幸いです。

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