子宝安産祈願のお寺です
  • 梅花講

 太白山 蔵圓寺

〒470-0403 愛知県豊田市白川町宮脇338-1

沿革・年間行事

歴史や由緒

 当寺の開創は、明応年中(一四九二 ~ 一五〇一)に僧裕徳(ゆうとく)が白川字庵の地に小庵を設け、坐禅修行に励み、太白星の出るを見て悟りを開き、それにちなんで太白山と号したのが始まりと伝えられています。寛文年間(一六六一 ~ 七三)、僧春堯(しゅんぎょう)が現在地に移転しました。

 その後、境内地を整備し、享保七年(一七二二)、僧祐和尚のとき、雲興寺二十二世梨翁耕田(りおうこうでん)和尚を招いて開山とし、法地の格を備えました。ご本尊は聖観世音菩薩で、子授け安産に霊験ありと伝えられています。出産を無事に終えた女性が、腹帯を本堂の柱に巻きつけて奉納していました。両側が漆喰塀の石段参道は、十世中興湛然霊泉和尚の代(嘉永二年)に整備されたものです。嘉永年間(一八四八❘五四)には小原村広円寺より本堂を移築し、境内には庫裡など七棟の伽藍が建ち並んでいました。しかし、昭和十五年五月の釈尊降誕会花祭りの折、残り火不始末によりそのほとんどを焼失しました。この時、ご本尊様と過去帳を持ち出すのがやっとだったそうです。昭和三十年にようやく本堂を再建するも、昭和四十七年七月の豪雨水害により本堂が倒壊しました。現在の本堂は昭和四九年に再建されたものです。

 なお当寺の石仏には、享保三年銘の馬頭観音供養塔や、宝暦五年(一七五五)・明和四年(一七六七)銘の観世音菩薩像があります。また、明治六年には藤岡では最初の学校として白川郷学校が寺の境内地に創立され、明治四三年に石畳へ移転するまで、学童の学び舎でもありました。

年間行事

■7月30・31日 「寺っ子集まれ」を行いました

7月30・31日に「寺っ子集まれ」を行いました。

今年初めて開催する行事ですが、小学生10名が参加しました。

30日の午後1時に集合。さっそく本堂で目的・日程・注意すること、などの説明を受けた後、座禅会を行いました。

短い(5分と7分)座禅でしたが「体がムズムズ動きそう」「いろんな考えがぐるぐるしてた」などの感想が聞かれました。

会場見学の後は勉強会。夏休みの宿題をやっつけろ、です。次は会場を近所の神社に移して外遊び。子供たちが集団で興奮して遊んでいる姿を久しぶりに見ました。ケイドロ、鬼ごっこにみんな大興奮です。

夕食は肉なしカレー。野菜の切り方から、お庫裏さんに教えてもらいました。五観の偈をお唱えして、食べたカレーは最高。みんなおかわりをしていました。

夜は「リアル肝試し」。本当は一人でゴールの神社へ行き、「この世とは異なる世界」を実感してほしかったのですが、全員が拒否。仕方ないので、二人ずつで行きました。

その後、花火をして就寝。夜の9時半から翌朝5時半までしゃべらなかったのは立派でした。

朝5時半からは朝課。般若心経も板についてきました。ラジオ体操の後、お粥の朝食。そして作務として、本堂の畳や庫裏の廊下の雑巾ぶきをしました。

最後は座禅、法話です。なぜお寺があるのか、和尚さんの話を真剣に聞くことができました。

どの子からも、「厳しいけど楽しかった」「来年もぜひ参加したい」などの感想を聞くことができました。

座禅に集中します

■■「観音さん」毎月17日、午後3時よりの開催になります

 ○毎月17日に、観音講「観音さん」を行っていますが、この4月より午後3時からの開催となります。

○蔵圓寺の本尊様は聖観世音菩薩。観音様は、あらゆる人々を苦しみから救い悟りへと導いてくださる仏様です。さらに様々に姿を変えながら人々の願いをかなえてくれるともいわれています。

○観音講では、参拝された方の厄難消除、願いごとの成就を祈願します。参拝した後は、お茶を飲みながらみなさんで雑談です。

○若い方も檀家でない方もお一人の方も、気軽に参拝ください。手を合わせみなさんと縁を結ぶことで、心を安らげるきっかけになればと願っています。

○4月は17日(月)午後3時より開催

・般若心経=理趣文経を背中に受けて厄難消除、心願成就を祈祷します

・観音経=観音さんに願をかけます

・茶話会=お茶、お茶け?をいただきながらよもやま話で縁を深めます

願い事をご祈祷

■年末・年始の行事に大勢の参拝、ありがとうございます

 年末の除夜の鐘に始まり、新年ご祈祷会、大般若会、節分会と続いた行事に、大勢のお参りをいただきありがとうございました。特に節分会では子供会の皆さんに参加していただき、ゲームも交えて、楽しく豆まきができました。

 除夜の鐘では、若い人の姿が目立ちました。法堂でも、「○○ちゃん久しぶり」「今、どこへ行ってるの?」など、同級会の雰囲気。祈祷では「合格祈願」「恋愛成就」「学業成就」などの願い事もたくさん。皆さんの1年が充実したものになるよう願いを込めてご祈祷しました。

 節分でも、子供会の子供たちが大勢参加してくれました。豆まきの後の輪投げゲームでは、元気よく楽しんでいました。

 こうやって若い世代がお寺にたくさん来てくれると、また明るい雰囲気になっていいですね。

除夜の鐘

■平成28年 年間行事の予定

○28年度の年間行事予定です

<7月30日・31日 寺っ子集まれ>

・小学生以下の子供たちを対象にお泊り修行。

・読経・座禅・そうじ体験・食事作法など。肝試しなどお楽しみもあります。



<8月5日~14日 夜施食>

・毎夜7時30分よりご詠歌。8時よりご先祖様の供養を執り行います。

・新亡のある家はぜひお参りください。

・法話を入れて8時30分ごろには終了予定。

・お茶を飲みながらよもやま話も。

・9日は大施食でお休みです。



<8月9日 大施食>

・朝9時にお経はじめ、受け付けは8時30分より。

・先祖供養。新亡のある家はぜひお参り下さい。

・12時30分頃には頃には終了。

・昼食が出ます。

・久しぶりに出会う方との話に花が咲くことも。



<8月15日 水子供養>

・午後3時にお経はじめ。受け付けは2時より。

・申し込みは8月9日の大施食か電話で直接。



<8月15日 精霊送り>

・お盆に飾ったゴザ、笹竹、野菜の牛・馬などを燃やして送り火にします。

・火に乗せてご先祖様の霊にお帰りいただきます。

・夜7時よりお経はじめ。受け付けは6時30分より。

・東側駐車場にて。



<12月31日 除夜の鐘・ご祈祷>

・夜11時45分ほどから撞き始め。

・本堂で祈願成就、厄除けなどのご祈祷。

・お汁粉、お神酒のふるまいがあります。

・ご祈祷は午前1時ころには終了します。



<1月4日 大般若会>

・厄除け、祈願成就のご祈祷。

・朝9時30分よりお経始め、受け付けは8時30分より。

・午後12時30分ごろには終了します

・昼食が出ます。



 

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