■木喰仏安置
木喰仏(もくじきぶつ)とは、木喰五行上人(1718年~1810年)の作った木彫の仏像のことです。
木喰五行上人…木喰五行上人は、日本各地へ旅に出た際、訪れた先に一木造の仏像を彫って奉納しました。
泉秀寺の木喰像…木喰上人が静岡県に入ったのは寛政11年(1799年)11月19日、遠州の狩宿でした。泉秀寺には寛政12年8月18日から9月1日まで滞在し、2体の仏像を8月22日と23日の両日に刻みました。木喰上人83歳のときです。材質は裏山の楠です。駿遠路での最期の製作だと言われています。子安観世音菩薩立像(右)一木造 寛政12年8月22日 高さ91㎝大福大黒天立像(左)一木造 寛政12年8月23日 高89㎝