吉国山 龍華院

〒400-1501 山梨県甲府市上曽根町4042

沿革・年間行事

歴史や由緒

本尊は華厳釈迦如来、胎内弥勒如来(鎌倉時代の作)、両脇には文殊、普賢である。前身は(真言宗)前附山大祥寺と言い、弘法大師が大同元年(808年)に草創したと伝えられている。

その後衰微していたところを、今の地に移して再興され、一宮の広厳院開祖雲岫(うんしゅう)禅師の法嗣である桂節宗昌禅師が招請され開山第一祖となり、寺号が曹洞宗・龍華院(りゅうげいん)と改められた。

時に嘉吉元年(1441年)である。

明応5年(1496年)5月2日示寂。

天正10年3月3日(1582年)、徳川家康が当院に宿陣した折、「吉国山」という山号を賜り、御朱印の禁制と寺領の御判物を賜った。寺宝に小野道風の直筆「(金泥)般若心経」一巻(中道町文化財指定)、釈迦涅槃像(寛政年間)、国訳大蔵経、大般若経600巻がある。本堂額は月舟宗胡禅師の直筆である。末寺35ヶ寺が現在している。甲斐108霊場の第46番、甲斐88霊場の第23番である。

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