富山尼僧学林発祥のお寺
  • 梅花講

 最勝山 歓盛寺

〒933-0816 富山県高岡市二塚1316

沿革・年間行事

歴史や由緒

江戸中期に大轉玄機大和尚によって開かれた曹洞宗禅寺です。

明治36年には宗門の正式な機関として富山、愛知、長野に尼僧学林が開かれました。

當山の十五世在田如山和尚が尼僧学林の設立に尽力し、これを受け十六世の泰山孝道和尚が尼僧の指導に当たり約30年の間、多くの尼僧を輩出しました。

在田如山和尚は、当時国の制度が整わない時代に、寺院の担うべき役割として人々の生活ニーズに応えるべく、養老院や子ども園を設立し、現在もそれぞれ特別養護老人ホーム長生寮、高岡保育所として受け継がれています。現在もこの法と教えの流れを受け継ぎ、お寺を開放し福祉や介護の施設を運営しています。

年間行事

■朝坐禅と朝粥の会

②毎月第3日曜日 朝6:00~ 朝坐禅と朝粥の会「坐禅~朝課(朝のお勤め)~行鉢(応量器でのお食事)」を行っております。参禅だけでも大丈夫です。 「朝粥」にご参加される方は2,000円お願いします。定員あります。





 

■行鉢

曹洞禅の行持は、全て慈悲を形にしたものです。

中でも調理や食事は正に、命と向き合い、命を頂き、命を活かし、命を譲っていくこと。

修行道場で培い受け継がれてきた「行鉢」は、この命への丁寧な扱い方を体現した日本の文化の源です。

■坐禅会 (定例、随時も受け付けています。)

① 毎月第2・4の火曜日 19:00~ 坐禅会を開催しております。 

 



また、参禅をご希望の方は随時ご予約を受け付けておりますので、上記連絡先までお問い合わせ頂き、日時のご希望をお伝え下さいますようお願い申し上げます。



①、②共に都合により変更または中止になることもございますので、参禅される方は、予め090-1318-3080までご連らの上ご確認ください。


文化財文化財

■③国の登録有形文化財 「山門」

「山門」は、明治以降の建物と見られるが、国宝瑞龍寺の脇門を移築したとも伝わる彫刻も美しいが、風格のある建物です。



「本堂」、「講師寮」、「山門」いずれも女性僧侶の教育に関係する最も早い時期の建築物として、歴史的価値が高く貴重ということから平成30年3月に国の登録有形文化財となっております。



富山県内にある国登録有形文化財としては、66か所130件目となります。

■国の登録有形文化財 ②「講師寮」

「離座敷」は「講師寮」とも呼ばれ、明治39(1906)年に尼僧学林の講師控所として建築され、二階建ての本堂につながる質素ながら丁寧なつくりの建物です。

■国の登録有形文化財 ①「本堂」 

~當山の「本堂」と、「離座敷」、それに「山門」の3件が国の登録有形文化財とされています。



 



「本堂」は、須弥壇内陣の鏡天井は、板を平面に張り、当時はまるで鏡のようにものを映し出すほど凹凸をなくし、滑らかに仕上げるなどの特色があり、構造としては江戸中期に建築された曹洞宗禅寺に多く見られた建築様式となっています。この本堂は、明治35年に北陸で初めての女性の僧侶の養成機関、尼僧学林が設置されると、各行持は元より、僧堂、また法式講義等の授業を行う場としての役割を果たしていました。



 



 



 



いずれも、女性僧侶の教育に関係するもっとも早い時期の建築物として貴重ということから、歴史的価値が高く平成30年3月に国の登録有形文化財として登録されました。



 



富山県内の登録有形文化財としては、66か所で130件目のものです。


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