やすらぎの寺
  • 認可参禅道場

般若山 大藏寺

〒226-0011 神奈川県横浜市緑区中山三丁目29番1号

沿革・年間行事

歴史や由緒

開創…鎌倉期の正治2年(西暦1200年)、小高い丘になっている「松原」に創られました。当時としては割合に交通の便(鎌倉道中の道が通る)はよく、裏は小高い丘であり前は田畑に適した広地で鶴見川や恩田川を望む景勝の地と軍事的には要衝の地でもありました。その当時の大藏寺の御開山様や宗派は不明です。創建者(御開基様)は鎌倉浪人「兵衛尉相原左近殿」(鎌倉将軍源頼朝の家臣―中山村の相原家一族の祖)であり、「源頼朝公の菩提冥福の弔い」と「相原家の菩提寺」として大藏寺を建立したと言い伝えられています。約400年後の慶長年間(1608年頃)大火災にて堂塔伽藍などすべて焼失、近年の発掘で、土中から屋根瓦の破片や敷石が発見されています。

再興…大火災後10数年後、長津田村の大林寺三世「顕道長察大和尚」が当地に巡行の折り止錫せられ、村民の教化に当たられました。その時に大藏寺の再建を計画し、相原左近の元屋敷の土地(現在の場所)を境内地としました。この時から大藏寺は曹洞宗となり、「顕道長察大和尚」を御開山と仰ぐようになりました。本堂は数回に渡り改築されましたが、現本堂・開山堂は、第27世越雲秀山大和尚の代に新たに建立されました。

山門入口右手に「法華塔」というのがあります。享保13年(1728)6月、時の住職州外良益大和尚が、享保年間の天災に対し、「天下泰平、国家安寧」の祈願の為、建立したものです。

山門入口右奥には、「正一位稲荷神社」があります。文化10年(1813)9月京都伏見稲荷本宮より大藏寺の鎮守様として奉勧遷した社です。毎年2月11日に初稲荷の大祭を勤修しています。

歴代住職墓地内に「筆塚」があります。第13世實應太禅大和尚(天保10年=1839示寂)に手習いを教わった近村の子供たち(筆子中)が、老師の徳を偲び、奉納した石塔のことです。




 

年間行事

■恒例年間行事

恒例年間行事

1月1日    新年初祈祷大法要会

2月11日   初稲荷大祈祷会

3月春彼岸中日 彼岸会大法要

4月第2日曜  花まつり(降誕会)

5月第4日曜  やすらぎ入墓者供養会

7月27日    大施食会法要

9月秋彼岸中日 彼岸会大法要



 

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