房総武田家の菩提寺

天寧山 真如寺

〒292-0201 千葉県木更津市真里谷3416

沿革・年間行事

歴史や由緒

真如寺は、室町時代中期の足利8代将軍義政公の時代、寛正5年8月8日(1464年)創建された上総に於ける曹洞宗の古刹である。

開基は、甲斐の国(山梨県)武田一族から上総の地に侵攻した武田信長の孫、武田三河守信興(真如寺殿照堂道鑑大居士)である。

開山は、密山正厳禅師で、関3刹として有名な埼玉県入間郡越生町の龍穏寺2世月江正文禅師の高弟で、住山26年間、寺の創建と興隆に尽くされた。

真如寺は、曹洞宗の修行道場として重きをなし、北条氏、続いて徳川氏の庇護を受け、徳川幕府より禄30石を賜り、末寺49ヶ寺、孫寺を入れると200数十ヶ寺を有し、堂塔伽藍30余棟、修行僧も常に80余名、上総の高野山と称されるほど栄えたと伝えられている。

しかし、明治維新、戊辰戦役のあった明治元年(1868年)4月、徳川方の残党500人が真如寺にたてこもったため、攻めてきた官軍によって放火され堂塔伽藍全てが灰塵に帰してしまった。

後、平成3年に至って檀信徒の発願と多くの有縁の皆様の協力によって、本堂客殿等が再建され今日に至っている。

年間行事

■真如寺の行事

毎年1月2日  檀信徒年頭挨拶

毎年1月中  大般若祈祷法要

春彼岸会   檀家廻り供養

毎年6月24日 当寺開山忌(密山正厳禅師の供養)

毎年8月24日 大施食会

秋彼岸会   檀家廻り供養

毎年8月中  新盆棚経

 

up